東北ヒメオオ採集(オオクワ採集編)
ヒメオオが採取できなかった場合に備えて、別の採集もできるように事前に情報を確認していた私。
ヒメオオが取れなかったという残念な気持ちは忘れ、オオクワ採集へ切り替えて採集を続行する事にした。
オオクワの採集方法はいくつかあるが、一番成功確率が高い灯火採集に絞ることにした。
灯火採集にはいくつか問題がある、
それは、採集者の圧が強いこと、ポイントがわからないこと。天候などの運の要素が入ってくることだ。
採集日当日の午前と昼間をすべてグーグルマップのポイント探しに費やし、いくつかポイントを絞り込んだ。
過去に静岡県の某有名ポイントにてすべての外灯を一本残らず確認したことがあり、
そこからヒントは得ていた。
他県の初めてのポイントでも通用しているので、今回も通用するはずだという確信があった。
採集圧と気候と時間の条件がそろえば確率は非常に高いため、
期待感を高ぶらせ、暗くなりはじめたタイミングで車を目的のポイントまで走らせた。
ポイントは全部で、4つまで絞っていた。
一つ目のポイントは採集者がすでにライトで地面を探しているのが遠目から見えた。
ここは人がいるので、粘らずに次のポイントへ。
二つ目のポイントはこれまた、取れそうな雰囲気だったが、不発。
外灯はいいのだが、コウモリが飛んでおりまる羽虫類が少なかったため早々に切り上げた。
しかし、この場所、、、
かなりの量のカエルがいる。
今は珍しいtaspo自販機。
※この下にもたくさん集団になっていた。
さあ、
三つ目のポイントは、本命ポイントにしていたポイントだ。
誰もおらず、時間もちょうどよい時間だ。
数分待っていると、、、、
お!なにか来た!!!
ノコギリが飛んできた。
しかもオス。
見つけた後撮影を終わらせ、目線を動かすとまたノコギリのオスが、、、、
体長はあまり変わらないサイズのオスである。
一旦飛来が落ち着いたので、ポイント周辺の灯りが届いている部分をくまなく探す。
すると、、、
いたわ。
オオクワのメス。
あまりの出来事に興奮して写真をかなり撮ってしまった。
採集ボックスへ投入後ゆっくり写真撮影。
小さくもないし、大きくもない。
ただ、個人的には好みのサイズだ。
結局この日オオクワの姿は1匹のみであった。だが、初めてのポイント、かつ狙ったポイントでの採集経験というのは非常に大きなものになった。
念のため、4つ目のポイントも回ったが、短歯のノコギリ1匹を見つけたのみだった。
あまり雰囲気的に長居したくない場所だったので、早々に撤収し写真撮影はしなかった。
しかし、ミヤマはどこにいった。。。
ヒメオオ、ミヤマの高山種は全くいる気配がなかった。
やはり気温が関係しているのであろうというのが私の考えた結論だ。
以上