東北ヒメオオ採集②(採集編)
現地へ到着して、ここまで睡眠時間約2時間。
期待感のみで気力を保っている状態だ。
休憩もそこそこに、
入山できる場所まで車を走らせていく。
だが、ここである不安がよぎる。
道の駅にて準備をしている際に感じていたが、非常に気温が高く蒸し暑いのだ。
今だけで、標高を上げれば涼しいだろうと考え特にその時は気にしない事にした。
車を停め、網を持ち登っていく。。
入山してすぐのところに雰囲気があり非常に、出会う確率が高そうな場所があるのだが、クワガタが一匹もいない。
他ブログの記述だとヒメオオは採れていないが、アカアシくらいは見つかっている記事をよく見かけている。
初めて来た場所だけに、これが普通なのか全くわからない。
クワガタ採集をしていると雰囲気はあるのに全くいないということはよくあるので、希望だけを持って気にせずさらに奥に進んでいくことにした。
上りの坂がずっと続くのだが、暑くて汗で服がビショビショになるほどだ。
気温、無風のダブルコンボで休憩が必然的に多くなる。
歩みを止めるとアブが非常に多いため、私の周りをスズメバチ並みの音量を出しながら旋回する。
これが非常にストレスでゆっくり休んで涼む訳にもいかない。
それでも進むとちょうど二手に分かれる開けた場所(上り坂を登りきったところにある)で先行者の方とすれ違う。
挨拶がてら成果を訪ねてみると何もとれていないとのこと。
気温が高いから見当たらないね。。。。
やはりそうだったか。。
採集は軽めにして登山を楽しむマインドへ切り替え、
とりあえず初めて来たので、どこまで道が続いているのかを目的にひたすら歩くことに決めた。
歩みを進めていくと昔図鑑でみたことのある景色が広がっていることに気づいた。
そんな景色を見た途端気が付いた。
ヒメオオも採りたいけど、こんな自然の中で遊びたかったのだと。
大自然の中を歩いていると正直なところヒメオオより希少価値の高いと思われる、
コノハズクと思われる鳥と目があった。
1~2秒ほど目があった後飛び立って行ってしまった。
そんな生き物との遭遇に、
やっぱり、楽しむ気持ちを持つことは大切だと考えさせられる時間となった。
そのあとは、大きなことが起きることなく土砂崩れとなっている終点まで来れたので帰路についた。
次の日も再度アタックしたが連日同じ気温が続いたため、ヒメオオクワガタの姿を拝むことはできなかった。
来年、再来年あたりリベンジが決まった。
以上